火垂るの墓

終戦間近の神戸。清太と節子の兄妹は、空襲の中、家を焼け出され、病床の母も亡くす。父も出征し連絡が途絶え、路頭に迷った兄妹は、遠い親戚宅に身を寄せるが、おばさんの冷たい仕打ちに耐えられず、ふたりは、その家を出て防空壕の中でままごとのような生活を始める。厳しい生活の中でも、蛍のかすかな光はふたりきりの兄妹に優しい光を投げかける。しかし、儚い蛍の命と同じく節子の命もまた蛍の光のように消えかかっていく・・・。


火垂るの墓