ザ・ウォール

ザ・ウォール

ザ・ウォール

1979年に発売され大ヒットを記録したピンク・フロイドのコンセプト・アルバム『ザ・ウォール』を、アルバムのストーリーそのままに映画化した作品。ほとんどセリフもなく、アルバムの曲が流れていきながら映画は進行していく。台本も30数ページしかなく、アラン・パーカーによる「音楽に語らせろ」という言葉が内容を象徴している。ただ、あまりに難解でシリアスな内容のためアルバムのヒットほどは商業的に成功せず、ロジャーも「この映画にはユーモアが足りなかった」と後に語っている。

ミュージシャンでありながら、主演のボブ・ゲルドフも鬼気迫る演技を見せている(本当はロジャーが出演する予定だったが、芝居の経験がまったくなく、あまりに大根役者だったためボブ・ゲルドフに白羽の矢が立ったらしい)。鬼才アラン・パーカーの手腕も遺憾なく発揮されており、『小さな恋のメロディ』の脚本を執筆した人物とは思えないカルトぶりである。また、ジェラルド・スカーフによるアニメーションも効果的な演出となっている。



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ザ・ウォール

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(2012/02/29)
ピンク・フロイド

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